脳神経外科

概要

当診療科では何事も患者さんの視点からをモットーに信頼され満足してもらえる、かつ質の高い医療を提供していきます。脳血管障害(クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞)、頭部外傷、脳腫瘍、機能性疾患(眼瞼けいれん、三叉神経痛)などを中心に、脳・脊髄神経系全般を診ています。

脳神経外科がみている症状は?

頭痛、めまい、手足の動きにくさ、しゃべりにくさ、手足のしびれ・痛み、耳なり、物忘れ、顔の麻痺やピクツキ、顔の痛み、手のふるえ、ふらつきなどの症状です。 症状のある方は、一度受診することをおすすめします。

脳卒中をおこさないようにするためには?

①糖尿病、高血圧、高脂血症、高尿酸血症などの血管障害の危険因子のコントロールが重要です。

②頭頚部MRI・MRIで、未破裂脳動脈瘤や無症候性病変(脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、血管の狭窄)を早期発見することが、脳卒中や認知症をおこしにくくします。

認知症かも?と思ったら

「最近物忘れをするようになった」「性格が変わったような気がする」「もしかして認知症?」など認知症に関する悩みや心配ごとはありませんか? 当院では早期発見、対応を目的とし、長谷川式簡易知能評価スケール・MMSE(ミニメンタルステート検査)やMRI画像による診断、薬物治療を行っております。
また、当院では『認知症サポート医』が診療を行っております。患者さまに寄り添い、地域医療と介護が一体となったサポートをいたします。
まずはお気軽にご相談ください。

認知症サポート医とは⇒
認知症患者さんの診療に習熟しており、かかりつけ医への助言、支援を行い、専門医療機関や地域との連携の推進役となるための研修を修了した医師を指します。

てんかんとは

てんかんは、意識を失ったり、体がけいれんしたりするてんかん発作を繰り返す脳の病気です。おおよそ100人に一人の割合でいると言われていますので、国内に約100 万人の患者さんがいると推計されています。てんかんは、全年齢層にわたる病気です。てんかんは、高血圧や糖尿病などと同じように慢性の病気ですが、多くの方が適切に薬(抗てんかん薬)で治療すると発作を抑制することができます。
また、難治てんかんに対する補助療法の一つとして、頸部の迷走神経に電気刺激を与える迷走神経刺激療法がありますが、当院ではこの装置の調整が可能です。

てんかん専門外来診察日(午後のみ)
令和6年 3/6(水)

※診療日は急遽変更となる場合がありますので、診察のご予約はお電話にてご確認ください。

診療実績

脳梗塞/脳出血・クモ膜下出血/てんかんなど

研究情報の公開について(オプトアウト)

通常、臨床研究を実施する際は、患者さんに文書もしくは口頭にて説明し同意を取得します。
しかし臨床研究のうち、患者への侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いる研究や、余った検体のみを用いる研究については、国が定めた指針(『人を対象とする医学系研究に関する倫理指針』)に基づき、対象となる患者さんから直接同意を受けないで当該情報を研究機関等に提供する場合があります。
この場合、研究の目的を含めて研究の実施についての情報を公開し、患者さんが研究参加を拒否できる機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」と言います。下記研究の対象者に該当する可能性のある方で診療情報などを研究目的に利用または提供されることを望まれない方は、脳神経外科までお知らせください。
脳神経外科で治療や手術を受けられる患者さんへ(PDF)

担当医師紹介

診療部長/濵﨑 房光

■認定資格
・日本脳神経外科学会専門医

非常勤医師/溝渕 佳史

■認定資格
・日本脳神経外科学会専門医
・日本神経外傷学会指導医
・神経内視鏡技術認定医

非常勤医師/多田 恵曜

■認定資格
・日本脳神経外科学会専門医
・日本てんかん学会専門医
・日本臨床神経生理学会専門医(脳波部門)
・迷走神経刺激療法(VNS)認定医
・日本脳卒中学会専門医