外科

概要

外科は、頸部(甲状腺、副甲状腺)、乳腺、肺、縦隔腫瘍、腹部(胃がん、大腸がん、膵臓がん、転移性肝がん、胆石、総胆管結石、虫垂炎、腸閉塞)、各種ヘルニアなどを診療し手術を行っています。
特に低侵襲手術に力を入れ、早期胃がんや大腸・直腸がんは腹腔鏡の手術を行っています。

詳細

消化管疾患

胃‐十二指腸‐小腸‐大腸‐直腸‐肛門とひと続きの消化管の疾患を扱います。 代表疾患は、胃がん、腸閉塞、大腸・直腸がん、痔などです。特に低侵襲手術に力を入れ、早期胃がんや大腸・直腸がんの95%は腹腔鏡で手術を行っています。また、肛門温存に力を入れ、腹腔鏡によるISR(内肛門括約筋切除)手術も行っています。

胆石症

中年女性に多い疾患ですが性別、年齢にかかわらず発症します。突然の腹痛、発熱などで発症します。ほとんどが腹腔鏡で手術が可能です。また総胆管結石に対する腹腔鏡手術も行っています。

鼠径部(ソケイブ)ヘルニア

足の付け根の部分がふくれてくる病気です。主として中年以降の男性に多く、加齢による筋肉や靭帯がゆるんで内臓が鼠径部の皮下に脱出してきます。
立位で突出し、臥位で消失します。時に内臓(小腸)が絞められ、腹痛や嘔吐を起こし、緊急手術が必要になる場合があります。
鼠径ヘルニアは局所麻酔手術で行い、術直後から食事や歩行が可能です。
両側の鼠径ヘルニアでは全身麻酔による腹腔鏡手術も行っています。腹腔鏡手術では一泊入院が基本となります。

ヘルニアの手術の紹介はこちら

虫垂炎

食欲低下、腹痛などで発症します。軽傷例は抗生剤で治癒する場合もあります。炎症が強い場合は手術が必要になります。ほぼ全例全身麻酔による腹腔鏡で手術しています。

乳腺

昨今乳がんは増加してきており、女性8~10人に1人が羅患するといわれています。当院では、マンモグラフィ、超音波検査とMRIにて早期発見に努めています。乳房温存術を中心に患者さんの希望に沿った治療を心がけています。

甲状腺

甲状腺は喉ボトケの付近にある甲状腺ホルモンを分泌する内分泌臓器です。
ホルモンの異常をきたしたり、腫瘍ができます。
バセドウ病や橋本病などの内服治療、バセドウ病や甲状腺がんの手術を行っています。

化学療法

乳がん、大腸がん、胃がんや膵臓がんなどの化学療法を行っています。治療は外来の化学療法室で行っています。

診療実績

診療実績

鼠径ヘルニア/胆のう炎/乳がん/大腸がん/虫垂炎/胃がん など

手術実績

ヘルニア手術(腹腔鏡手術含む)/腹腔鏡胆のう摘出術/乳がん悪性腫瘍手術/大腸悪性腫瘍切除術(腹腔鏡手術含む)/虫垂炎手術(腹腔鏡手術含む)/胃悪性腫瘍手術

NCD 専門医制度と連携したデータベース事業について

患者さんに向けたより良い医療を提供する上では、医療の現状を研究し、把握することは重要です。NCDでは、体系的に登録された情報に基づいて、医療の質改善に向けた検討を継続的に行います。何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。尚、本事業への参加は、患者さんの自由な意思に基づくものであり、参加されたくない場合は、データ登録を拒否して頂くことができます。

■NCDから患者さんへのお願い(PDF)

担当医師紹介

名誉院長/谷木 利勝

■認定資格
・日本消化器外科学会認定医
・日本外科学会外科認定医
・日本医師会認定産業医

院長/都築 英雄

■認定資格
・日本外科学会指導医
・日本外科学会外科専門医
・日本外科学会外科認定医
・日本乳癌学会認定医
・検診マンモグラフィ読影認定医
・日本医師会認定産業医
・医療安全管理者

徳島大学寄附講座地域呼吸器・一般外科学分野/森下 敦司

■認定資格
・日本外科学会専門医
・日本呼吸器外科学会専門医
・日本乳癌乳腺認定医
・マンモグラフィー読影認定医

非常勤医師/田村 昌也

■認定資格
・日本胸部外科学会専門医会員
・日本呼吸器外科学会呼吸器外科更新専門医評議員
・日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医
・日本がん治療認定医機構がん治療認定医
・肺がんCT検診認定医
・臨床研修指導医講習会修了
・緩和ケア研修会修了
・日本呼吸器外科学会胸腔鏡安全技術認定医
・Certificate of da Vinci System Training(Console Surgeon)

非常勤医師/前田 将宏

■認定資格
・日本外科学会専門医

非常勤医師/齋藤 廉

非常勤医師数

9名